東北・道南の旅 (part25)



 駅前にある、土産物屋には、熊の置物がありました。

逃げるわけもないのに、このようにネットで覆われておりました。
 しばらく歩くと、大沼が見えてきました。
 天気がいいと、青い空に駒ケ岳という山が見えて、その山が湖畔に映って、とても綺麗なのですが、この風雨では、何も見えませんでした。
 少し移動したら、駒ヶ岳の山肌が少し見えました。
 大沼のボート乗り場などがありましたが、風雨が強いので、乗る人がほとんどいませんでした。

 台風並みの雨と風の影響で、すぐに退散して、11時59分発の函館行きの普通列車に乗車します。

車両は、キハ40系の1両編成です。
 車内は、ボックスシートです。

乗客のほうも、そんなに多くなく、ボックスシートに1〜2人・・・くらいの乗車率でした。
 北海道の車両の特徴は、乗降口には、必ずこのように車内保温のための、デッキがあるということです。
 定刻より少し遅れて発車し、すぐに小沼が見えてきました。


 最初の駅、大沼(おおぬま)駅に到着しました。

乗降客は、誰もいませんでした。
 発車すると、小沼が再び見えます。
先ほど乗った特急とは違い、速度が遅いので、ゆっくりと見ることが出来ました。
 この風景を見ると、北海道へ来た・・・という実感が出るのですが、やはり天気によって、表情は随分と変わるようです。
 バイパス線と離れると、いよいよ小沼ともお別れです。
 先のバイパス線がトンネルに入り、その後、こちらの線路がトンネルに入ります。

この風景になると、もうすぐトンネルです。
 トンネルを出て、しばらく進むと、次の停車駅の仁山(にやま)駅に到着しました。
 駅舎もまた、昭和時代のつくりです。
そして、段差もすべてスロープになっているのが、特徴でした。
 段々と高度が下がってきて、下界の風景も近づいてきました。




[つぎへ]

[戻る]

[旅日記トップへ]

[トップページ]